軽い話題で
資本主義経済に付いて
資本主義経済は本来的に欠陥を多く含む制度です。危険なものです。
本来のままでは、少数の人に豊かさを持たらしますが、多数の人に不幸を持たらします。
常に常識・良識・公正さなどによって、この経済活動を修正・制御する事が大切です。
(所で、社会・共産主義経済は資本主義経済よりも欠陥の多い制度でした。既に不可です)
具体的な修正や制御として、資本家(経営者・使用者・取締役)は
・労働契約・就業規則、労働協約・事前の説明内容などを確かりと守る事、安易に変更しない事。
・安易な解雇による失業者を生じさせない事。(解雇は真にやむを得ない場合のみ)
・・・終身雇用制や年功序列的賃金は原則として正しいのです。
・常に賃金の上昇に向けて配慮をする事、何よりも下降を避ける事。
・労働の日数や時間を確かりと制限する事。
例えば、(8×5×52)−(20×8)=1920 時間が年間最大労働時間となる。
(月間は160時間。労働日数は年間240日、月間20日に当たる)
・残業を制限(正規の10%以内)して、かつ残業代を確実に支払う事、無給残業を生じさせない事。
(見なし管理職などを排除して、抜け道を無くする事)
・正職員を基本として、安易に非正職員制度を設けない事。(非専門の派遣や請負などは不可とする)
・・・まじめに働きかつ希望している者を、正職員とするのは経営者の義務です。
・労働上の安全・衛生条件を確保する事。(疾病を防止し、労働者災害補償を確実にする)
・正当な労働組合の結成や活動を妨害しない事。(党派政治などの、他目的優先は非正当です)
・企業間の取引でも公正さを大切にして、大企業による小企業への一方的な契約などを排除する事。
(注)労働者も、
・(学校時期は)学業により労働能力の基礎となる有効基礎学力を確かりと身に付ける事。
・一般生活者・社会人としての常識と確かな勤労感(観)を身に付け、労働能力を保持・向上させる事。
=結局は欠陥の多い資本主義経済の内であろうと、何時でも、常識・良識・公正さを基にして、より良い活動の状態を求め続ける事が大切です。
特に資本家・組合代表者・政治家・関係公務員に取っては必須でしょう。
(1)軽くは無いのですが、一例として。・・・・・日本に不法在留中のタイ女性から相談が有りました。「日本男性と同棲中に妊娠をしました。これを男性に告げると、彼は居なくなりました。タイ人の友達は出産しない(堕胎する)様にと言いますが、私はどうし様かと迷っています。」・・・・・相談である以上、答えなければ為りません。時間は22時、しかし酔いも一変で覚めます。側に居る妻はクリスチャン、「アボウションはだめ」と言うが、それ程単純でも無い。一つの命が掛かっている、良い方策を求めて様々に考えて答える。・・・・・あの答えで良かったのかなあ、今でも迷いの毎日です。
(2)関東の刑務所に居る小山氏からの相談。刑務官から「不良外国人男女に騙されない本」(小菅著)を薦められたと言い、分厚い(30枚)手紙が届く。内容はフィリピン女性と交際を始めてから、傷害事件を起こすまでの経緯が書かれている。問いは「如何してこうなってしまったのか分からない」との事。私から見たら自明だと言ってしまえばそれまでだが、それでは答えには為らない。彼の立ち直りを考えて、様々に書き送ったが、彼はどう受け止めたか?
(3)これまでに留置所や拘置所や刑務所から出された手紙が17通程有りました。多くは担当官が私の著書を紹介してくれた事によります。それにしても、事(傷害や強盗など)を起こす前に相談してくれていたらと残念でなりません。所詮、日本的な発想では太刀打ち出来ない外来人を相手にしていたのですから。
(4)今から4年前に、青森県の公社職員Tが14億円以上を横領して、チリ女性Aに11億円を貢ぐと言う事件が有りました。公社は女性側から損害を回収しようとしていますが、今日(’04年)に至っても、半額さえ回収出来る見通しは全く無い様です。
さて、女性Aは自国で高笑い。他方日本では、T・公社・警察・検察・裁判所・新聞・TV・公社元職員・その他の人々が日本人だけで・日本的発想だけで、互いに言い合い・非難し合いを続けました。Tは横領金の一部を自分の為にも使ったとは言え、Tにも日本人(公社からその他まで)にも、彼女側に対処出来る能力は無かったのです。もしTを弁護すれば、無力の者をそんなに痛め付けて如何するの、となります。Tも上の(2)(3)も含めて、何が何だかよく分からないままに犯罪者に為っていた場合が多いのですから。
余りにも無防備な日本人たち
この事件は金額が巨大だった為、有名になりました。しかし私の受けている国際相談でも、数万円は問題外、数十万円から一億円以上を貢いでしまった男性・女性が多数います。貢ぐ為に犯罪に走った人たちもいます。刑務所などから、如何してこうなってしまったのかと問うても来ます。
所で要点は、普通の日本人では不良外来人には到底に太刀打ち出来ないと言う事です。自分だけは大丈夫と絶対に思わない事が大切です。防備すると言う事は、日本人に取っては本当に難しい事なのですから。
タイの娼婦(売春婦)の語りから
「女を買う」って・・・?
日本では何時の頃から、風俗営業に従事する女性(男性)から性的なサーヴィスを受ける事を、「女(男)を買う」と言う様になったのかが分かりません。しかしこの言い方・気持ちでタイへ行った日本人たちは、各地で粗末に扱われています。
娼婦(夫)は敏感ですから、客が自分自らに後ろめたく・かつ相手を見下した気持ちを持っていれば、直ぐに見透かします。そして性悪でない娼婦(夫)でも、ここで心向きをNO
SERVICE・BIG
MONEYへと切り替えます。
双方にとって不幸な事態です。
正しくは「女(男)を買う」のでなく、「サーヴィスを買う」のです。
例え短い交接であっても、人と人・異性どうし・娼婦(夫)とお客として対応の基本を守りましょう。
基本とは当たり前の交接の常識を持っている事、これが双方に幸いをもたらすでしょう。
注)外部の人々では良く分かりませんが、しかし日本人は実に言葉を好い加減に使って、損をしています、ね・・・・。
余りにも騙され易い日本人たち
私の国際困り事相談でも、本当に感心するのは日本人の騙され易さです。「私は信じています」との言い方が良く用いられます。しかし信じる為には、根拠と検証が必要です。 これが無いと単なる妄信に過ぎません。一部の日本人同士では通用しても、広い社会では無価値・不幸です。それにしても不良外来人に貢いでいる・軽くあしらわれている日本男女が増えています。何ともたわいの無い作り話などに乗せられて。
大切なのは常識や良識・正常な感覚・自分だけや同じ様な仲間だけで決めない事・少しでも可笑しいと思ったら立ち止まる事などです。何せ普通の日本人で不良外来人に対処するのは無理です。意地を張っても損失を大きくするだけです。
日本人は騙され易く・自分も同じなのだと理解しましょう。必要に応じて、早めにきちんと、相談しましょう。
何か有りましたら、「不良外国人男女に騙されない本」(小菅清著・データハウス社)を読んで見て下さい。転ばぬ先の杖です。
浜なつこさん
浜さんの「アジア的生活」(講談社文庫)を楽しく読みました。ただし、幾つか違和感も有りました。
1)は旅行の目的です。私はそこへ行って、見たり・聞いたり・食べたり・遊んだりと、楽しく過ごすのが好きです。それで旅に出ます。
2)この本には、多くの貧困層(これが途上国では庶民に当たる)の人々と、少しの富裕層の人が出て来ます。肝心の普通(中間)層の人が出て来ません。しかし何所へ言っても、そこの人々の生活を理解する要は、この層の人々との交流です。これ無くしては、やはり片寄った理解になると思われます。
3)カオサン通りのバックパッカーたちは、現地女性たちとの交際が出来ているのでしょうか?例え相手が娼婦であっても、素直な交際が出来れば、気持ちも普通に成れるでしょう。所で、外篭もり=自意識過剰なままなのでしょうか、ここいらが良く分かりません。
「女(男)を買う(買うな)」の誤りに付いて(2)
データハウス社の本に「夜の歩き方」シリーズ10冊が有る。元は「タイ買春読本」として出版された物である。これが女権団体などに訴訟を起こされた時、私も著者の荒木氏に手助けをした。
この時、私は同氏に、「女を買う」との言い方は誤りである、買うのは性的サーヴィスと愛情である、彼女たちの職業も尊重するべきである、特殊なサーヴィスはお客との同意による、その国の風営最低年齢(日本は18歳)を守るべきでである、その他の話をした。
同氏これを快く受け入れてくれて、改訂版から書き方が大きくかわった。「女を買う」の表現と言い回しは全く無い。風俗営業従事女性(男性)とお客との対等な関係に変わっている。なお一時的にせよ、互いの気持ちの交流も重視されている。
この本はやがて「タイ・夜の歩き方」へと変わり、他国版も次々に出版されている。特に韓国版は日韓関係を考えて、私も全体を監修している。(私の「国際相談案内」も乗せて頂いている)
なお気付かない読者も居る様だが、この本は日本人の欠点(娼婦などに対して、買う・買うなに込められている意識)を補正している本でもある。
もしこの本を読まれる人が居たら、上記に付いても心を留めて頂きたい。彼女たちとの素直な交流から、女性観が変わるかも知れません。
三浦和義氏の自殺を哀悼します。
私の国際困り事相談で、他国で検束された事例が幾つも有りました。既に身の危険が有るはずなのに、その他国へ重ねて行ったためです。
日本人の常識は他国で通用しません。日本人には他国の常識が分かりません。日本人に取って身を守れるのは、その危ない所へ行かない事です。
例え最高裁判決が有っても、他国では無力です。(加えて日本政府はアメリカ政府などと違って、無罪判決の自国民を守りません、何もしません)
三浦氏も友人から、アメリカ地域へは行かない様にと忠告を受けていたそうですが、これだけ他国を知っているはずの彼も、単なる日本人でした。
彼は悲惨な結末でしたが、これに近似する例は多数あります。ただ一つ「日本人の常識で判断してはいけない。少しでも危険などを感じたら止めること」
を理解出来ず、「私は大丈夫」と何らの根拠も無しに思いこんだためです。まして他国へ何回か行くと、この思い込みは強くなり、無防備となります。
三浦氏の悲惨さを悼みます。しかしこの死は無駄だけではありません。他の日本人が彼の件を他山の石として、愚かな過ちを繰り返さない様にと願っています。
合掌